2010年より中日の臨床工学領域における学術・技術交流がスタートした。その交流の中で、中国における透析患者数の増加に伴い、血液透析療法の質の向上及び透析技士の資格法制化に向けた取り組みを支援することが課題となった。2012年、中日技術交流事業として日本臨床工学技士会、国際交流委員会にて「中日交流事業」がスタートすることとなった。

血液透析療法の質の向上に向けた支援として、日本の透析液清浄化に関する専門家を派遣し、講演を行う学術的支援が、主に行われてきた。また、資格法制化に向けた支援として、日本の臨床工学技士の教育テキストを寄贈し、教育カリキュラムの提供や日本の透析に関する認定資格制度の内容に関する講演も行われてきた。