(一財)臨床工学国際推進財団 理事長 川崎忠行
2017年12月20日、上海最大級の医療専門大学の上海健康医学院の構内に、ニプロ透析研修室i-CEP(ニプロ アイセップ)が開設されました。
小生は技術顧問として、また上海市血液浄化品質管理中心の特任顧問の立場から、設計、施工に関与したことからオープニングセレモニーに参加してきました。また、記念講演として学生に対して「日本の透析技術の歴史と今後」と言う講演も行ってきました。
参加者は、ニプロ社 佐野社長、尼普洛貿易(上海)有限公 司 松野下総経理、李向東顧問、また来賓として、大阪滋慶学園常務理事 橋本勝信氏、中国衛生部直轄の北京中日友好医院透析室技師長 劉 学軍氏、一般財団法人臨床工学国際推進財団理事長兼公益社団法人日本臨床工学技士会名誉会長 川崎忠行及び大学関係者でした。
中国では透析館座が急増し、40万人を突破し、潜在的透析患者は150万人とも推定されており、看護師や臨床工学技士の需要が高まっております。
このような中で、模擬透析室、機械室、メンテナンス実習室を備えた研修施設は、これから臨床工学技士となる学生のみならず、病院勤務の看護師、技士などの透析スタッフの研修に大きく貢献するものと期待しております。